| ウェブデザイナーになったそもそも…… gucci 1998年、市内に唯一あるインターネットカフェで、初めてホームページを見ました。 インターネット、インターネットと騒がれだしてはいたのですが、数年前に騒がれていたキャプテンシステム(1984年にテレビをモニタとして、電話回線を利用して文字と画像による情報提供を行うNTTの通信サービスのひとつ。2002年に廃止。)と同様のものと思い、すぐに姿を消すものと思っていました。 そのネットカフェで見たホームページは、ある若手陶芸作家の個人ページでした。 ガス窯で作陶をしていたものの、薪で焼く窯が欲しく業者に見積もりを依頼すると、予想を遥かに超える金額が返ってきたそうで、しばらく仕事を止め、自作することになったという内容でした。 そこには、自作を決意したその日から窯出しまでの日記が、苦労話ではなく、ただ淡々とつづられていました。 日々の生活を交えた(あまり変化もなくおもしろくもない)日記をすべて読み終わったとき、私の心は、すごく自然にその作家のファンになってしまっていました。 それは、大変な驚きでした。紙媒体でも放送媒体でも、そこまで心を奪われることはありませんでした。 早速パソコンを買い、ホームページ制作ソフトを買い、ホームページの作成にかかりました。生まれてはじめて触るパソコン。なかなか思うように動いてくれない。2ヵ月後、3ページ構成のホームページを立ち上げることができ、それが私とホームページとの付き合いの始まりとなりました。 それから9年。今では、人さまのホームページを作成することを仕事にしています。 ホームページはランニングコストもかからず、更新さえできれば、自分の言葉で自分の感触をお客様に伝えることができる。また、DM葉書を出せば1枚50円のコストがかかるが、メールを使えば費用は特別かからない。零細なお店・企業でも他社に持っていない特殊なサービスや商品を、費用をかけずに公開することができます。 私自身、商店街の一角で生まれ育ちました。素敵な商品を持っているのに経費をかけられずに消えてゆくお店が多々ありました。微力ながら、少しでもこれらのお店の力になれたらと思って制作しています。 編集部より いつもにこにこと笑いながら、こんなの作ったんです〜ってメールをくださるGUCCIさん。そこには「なんとか元気に頑張って」という願いの込められたデザインのホームページが展開されています。 今ネットの上にもこんなにも温かいお人柄そのものがどんどんと溢れているように思えます。 |